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【ガンプラ】HGUC RGM-79N ジム・カスタム レビュー

機動戦士ガンダム0083

1991年から1992年にかけて全13話が製作されたOVAシリーズ「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場したHGUC RGM-79N ジム・カスタムをレビューします。

このキットのHGUCナンバリングは120番、2011年1月22日発売で値段は1,430円(税10%込)。

2021年でもたまに再販されているので、店頭で見かけることがあるキットだと思います。

HGUC RGM-79N ジム・カスタムとは

ジム・カスタムは、「地球連邦軍」の量産機である「ジム」の改良型です。

「やられ役」としての描写が多いジムですが、このジム・カスタムは、「エースパイロット用の高性能機」という設定になっています。

作中ではアルビオンに3機が配備され、同艦のMS隊隊長サウス・バニング大尉、アルファ・A・ベイト中尉、ベルナルド・モンシア中尉の乗機として活躍しています。

キット説明書の機体紹介は、次の通りです。

「ジム・カスタム」は地球連邦軍が開発したジムのバリエーションのひとつで、一年戦争終結後に量産された機体である。量産機の性能のトータルバランス改善を図り、ジェネレーター出力の向上や各部サブスラスターの強化などが施されている。多くはエースパイロット用に調整されており、機体各所のサブスラスターのトリムや四肢のアクチュエーターのレスポンスやトルクなど、各機体ごとに調整できるように改装されている。戦後に製造された性能向上型MSのなかでも異彩を放つ”オーガスタ系”に属する機体で、当初から量産化を企図していたガンダムNT-1(アレックス)用に開発されたパーツがふんだんに盛り込まれている。そのため、ハイスペックな機体を数多く擁するオーガスタ系MSの中でも屈指の高性能機となっている。生産性こそ低いものの、従来のジムの倍近い推力とガンダムタイプ並のジェネレーター出力を持ち、デラーズ紛争以前の連邦製量産機としては最乗機に位置付けられる。その一方で、機体特性には突出した特徴のない無難なまとまり方をしているため、本機を端的に表す評価として「特徴のないのが特徴」と揶揄されることもある。本格的な量産計画も策定されたが、性能に比例して製造コストも高かったため、実際の配備は少数のエース級パイロットのみにとどまった。デラーズ紛争以降は、開発チームを含むプロジェクトそのものが”ティターンズ”の管理下に置かれ、若干の設計変更を経たのち生産ラインはRGM-79Q ジム・クゥエルの生産に切り替えられた。本機の生産はその時点で終了している。それまでに生産、配備されていた機体は、U.C.0087年の”グリプス戦役”においても、RGC-83 ジム・キャノンⅡなどと並んで若干数が稼働しており、デフォルトカラーの機体のほか、RGM-79R ジムⅡと同系統の塗装が施された、いわゆる”エゥーゴカラー”に塗装された機体も数機が確認されている。ガンダム試作2号機奪還の命を受けたアルピオン隊には3機が配備され、そのうちバニング大尉機は、シーマの駆るゲルググM(マリーネ)との交戦によって被弾。戦闘後、その損傷が原因でパイロットごと爆散している。

HGUC ジム・カスタム 説明書より

ランナー紹介

ランナー数はA、B、C×2、D、E、ビームサーベル用クリアパーツ、ポリキャップの8枚+マーキングシール1枚です。

A、B、C×2、Eパーツはスチロール樹脂、DパーツはABS樹脂で成形されています。

付属パーツ・武器紹介

付属パーツ・武器は、シールド、ジム・ライフル、ビームサーベル、ハンドパーツが右手、左手に複数あります。

ハンドパーツは、ビームサーベル用、ジム・ライフル用・平手とバリエーション豊かに揃っています。

ビームサーベルは2本付属していますが、右手のハンドパーツにしか装着できないので、ビームサーベル二刀流はできません。

全身・各部ディテール紹介

全身

完成したジム・カスタムがこちらになります。

薄いブルーをベースに、細かい所にグレー・イエロー・レッド部で色分けがされている様子。

肩や腰アーマ、脚には、ちょっとしたディテールも施されています。

成形色そのままだと、すこし明るすぎる印象ですね。スミ入れしてあげると、だいぶ印象がかわる感じがします。

頭部

このジムカスタムは、かなりカッコイイ顔になっています。主人公機みたい。

カメラアイはクリアパーツになっており、その内部はモールドがしっかりあります。

前後はめ込む形になっており、合わせ目が発生します。左右のダクト、バルカン砲などは塗分けが必要。

胸部・背面

胸部は前後2枚パーツ構成の簡単な組み合わせで、首から肩、脇にかけてかなり目立つ合わせ目があります。

バックパックは、バーニアは別パーツで色分けされてますが、他は薄いライトブルー1色なので、あまり迫力がありませんね。

腕部・肩部

ショルダーアーマーは、機動力のありそうな張り出した形に。

ヒジは二重関節になっており、180度近く曲げることができます。前腕は挟み込みタイプで、こちらにも合わせ目が発生。

肩は前後に動かすことができます。

腰部

股間のV字マークはシールで色分けできるようになっていますが、シールがやや薄く透けてしまいます。

腰アーマーはフロント、サイド、リアそれぞれ1つのパーツで簡単な作りです。

フロントアーマーは、ガンプラによくある1本の軸で支えてある形で、ニッパーで切り離すことで簡単に左右別可動にさせることができます。これぐらいの加工なら、ガンプラ初心者の方でもすぐにできますので、おすすめです!

脚部

正面からは、一切合わせ目が見えないようになっています。軸はポールジョイントになってます。

ふくらはぎの上部はモールド状になっていますが、下部は合わせ目が発生しています。

足裏はモールドがかなり細かく造形されていますが、同じ色になっているので、塗分けは少し大変そうです。

可動域確認

腕は水平までは上げられるようになっていますが、ショルダーアーマーが干渉するため上には上げられません。足の左右開脚具合は、ハの字程度まで。

ヒザも二重関節になっており、ヒザ立ちも可能です。

腰は360度回転できるようになっていますが、前後のスイングはできません。

アクションポーズ

それではこのカッコイイ、ジム・カスタムに少しポーズをつけて紹介していきます。

まずは、アルピオンから飛び立つジム・カスタム。

あの馬鹿共め!いつまでガキの遊びをしてやがる!

そういう時は身を隠すんだ!

戦いはお前達がいつまでもピーピーやかましいヒヨッコかどうかで決まる!

まとめ

HGUC RGM-79N ジム・カスタムはいかがでしたでしょうか?

量産型タイプのジムですが、こんなにカッコイイカスタムタイプもあるのですよ。

キットとしても、気軽に購入できる金額で、組み立ても簡単ですので、是非一度は組み立てみたいキットのありません!

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