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【ガンプラ】HGUC RGM-79D ジム寒冷地仕様 レビュー【極地の迎撃手】

機動戦士ガンダム0080

OVAシリーズ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場したHGUC RGM-79D ジム寒冷地仕様をレビューします。

このキットのHGUCナンバリングは38番、2003年7月発売でHG初期のキットになります。値段は880円(税込)。

今から20年近く前のキットですが、最近のキットと比べて可動域や合わせ目がどのようになっているか、気になる所を紹介していきます。

HGUC RGM-79D ジム寒冷地仕様とは

本機はOVAシリーズ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」第1話冒頭で、北極基地を襲撃したジオン軍サイクロプス隊のズゴックやゴッグといったMSに応戦するため、多数の機体が登場しました。

しかしいわゆるヤラレ役という立ち位置のMSであり目立ったシーンはありませんが、そんなMSまでキット化するなんて、ファンにはたまらないですね。

本MSはその名の通りジムの派生機であり、キット説明書の機体紹介では次のように記載されています。

「ジム寒冷地仕様」は、一年戦争時に量産された”ジム”のうち、いわゆる後期生産型に属する機体である。なかでも寒冷地仕様機は比較的初期の段階で当該地域に配属された。これは、連邦軍におけるMS開発の途上において、亜寒帯以北(以南)の寒冷な環境での稼働データが存在しなかったためであったとされる。寒冷地仕様へのチューンとして、既存の車両や航空機などの運用ノウハウに基づき、着氷や氷結対策、各部の凍結防止や防寒処理などが施されている。メインスラスターの推力は標準的なものだが、ランドセル全体としては余裕のある設計が施され、いわゆる待機状態におけるエネルギー消費効率も改善されており、この構造は戦後の79C型などに採用されている。さらにこの機体は、一年戦争当時に配備された地上戦仕様機の中では破格の通信能力を持つ。なぜなら、寒冷地(特に極地方)においては荒天が数日に渡って続くことも多いため、通信能力そのものが、戦術はもとより部隊の生存性にも関わるからだ。配属先で著名なのは連邦軍北極基地であり、同機の数少ない実戦記録ともなっている。他にも同型機は、ロシアのバイコヌール宇宙基地へ後退した公国軍の掃討戦などにも投入されている。

HGUC ジム寒冷地仕様 説明書より

ランナー紹介

ランナー数はA、B1、B2、C、ポリキャップの5枚+シール1枚です。

A、B1、B2パーツはスチロール樹脂、CパーツはABS樹脂で成形されています。

付属パーツ・武器紹介

付属パーツ・武器は、シールド、マシンガン、ビームサーベル(柄、手首付)、手首パーツは右手が1つ、左手が2つです。

左手首は平手状態のパーツであることから、ポージングをする時に表現のバリエーションが豊かになります。

残念な部分は、ビームサーベルが手首パーツ一体型となっています。塗分けもかなり難しそうなので、他のキットからビームサーベルのクリアパーツを持ってきた方がいいかもしれません。

また右手首パーツはマシンガンのトリガーに指をかけているポーズで固定されており、マシンガンを装備しないとカッコ悪いです。

全身・各部ディテール紹介

全身

成型色はクールなホワイトがメインカラー、関節や内部フレームなどは、若干濃いめのグレーになっています。

頭部

頭部メインカメラにはグリーンのクリアパーツが使われています。

塗装派の人は、バルカン砲と頬のダクト部分の塗分けが必要ですが、かなり細かく大変そうです。

頭部の組み立ては前後はめ込み式で、合わせ目がガッツリでます。

右後頭部の通信アンテナは、はめ込みが甘く、すぐにポロリしてしまうので、接着剤の利用を推奨します。

胸部・背面

胸部は、メインカラーがグレー、ダクト部分がダークグレー、コクピット部分が暗めのレッドになっており、それぞれ別パーツになっているので、色分けがキチンとされています。

合わせ目は、肩上部から腕の付け根まで入っており、少し目立ちます。

一方で、脇から腰にかけては合わせ目部分がモールド化されています。

腕部

ヒジ先部分がモナカ構造のため、合わせ目が発生します。

しかも曲面部分の真ん中にできるため、処理するにも一苦労です。

脚部

脚部もモナカ構造で合わせ目がしっかり目立ちます。

そのかわり側面は1つのパーツで出来ているので、合わせ目等はありません。

可動域確認

続いて可動域を確認していきます。やはり古いキットなので、やや可動域は狭いです。

腕は肩の高さまで上げるのが限界で、脚は90度ぐらいまでしか広げられません。

脚の可動は、なんとか膝立ちが可能な範囲で動かすことが出来ます。腕は90度ぐらいまで、ヒジを曲げられます。

腰は写真ぐらいまでの位置までひねることが出来ます。

アクションポーズ

それではアクションポーズを取ってみました。

バルカン砲を構えるジム。

ジム系のMSって、ビームライフルやマシンガンの銃口と合わせるとかなりカッコいいですよね!

ただこのバルカン砲、後方のマガジンが腕部に干渉して、真っすぐ構えることが難しいです。ちょっとしたことですが、残念ポイントです。

HGUC ジム寒冷地仕様の感想

本キットは、寒冷地仕様にふさわしいカラーリングをしており、頭部メインカメラのクリアパーツがいいアクセントになっています。

しかし最近のキットと比べると、どうしても合わせ目が目立つのがとても気になります。

逆に値段も安く組み立ても簡単ですので、合わせ目消しや塗装の練習にはとてもオススメのキットです。

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